自由になるためにサ旅する

せたこの「自由になるためにサ旅する #1」巣鴨の街と東京染井温泉SAKURA

雑誌『サウナランド』の表紙を飾ったモデル・せたこさん。少し謎に包まれた彼女とともに、ローカル線に乗ってのサウナを巡ります。

今回は、都電荒川線に乗って「庚申塚駅」へ。巣鴨の下町情緒溢れる街を抜けて向かうは、東京染井温泉SAKURA(東京都豊島区)。

少し肌寒いけれど、春の気配を感じられる朝。せたこさんとともに、庚申塚駅から出発です!

おはようございます〜 ここらへん、はじめて来た! 電車も駅もカワイイですね!

海外旅行が好きで色々な国に行ってたんですけど、逆に日本は行ったことない場所が多くて。
だから、日本でも初めて来る街は、ワクワクするから好きです!

サウナは、1年半くらい前にお姉ちゃんと一緒にデビューしたんです。サウナの中はスマホもないし、何も縛られるものがなくて。自由って感じで大好きで!

普段は、アダイブによく行きますね。
キレイ系の所にも行ったけど、リピートはしなくて…
うーん、サウナの相性もあるのかな?

アダイブは、『千と千尋の神隠し』みたいな、異世界な感じが好きなんです!
それなのに、落ち着くんですよね。

あの独特な匂いも。
あれは、「雰囲気の匂い」なのかな…

ありません? 雰囲気の匂いって。

そうだ、ワイはね、絶対に運動神経いいんですよ。いつも、フワ〜って。
直感派って感じ?

だからね、こういうところ登ってもいいや! って。

自分の中にルールがあって、直感で「これはやだ」「これは好き」とかあるんですけど、そのルール関係なく、「あ、いいや」ってなる瞬間もあるんです。

最近思うんですけど、なんでも、バランスが大事だなって。

サウナもそうで、サウナ出たら水風呂行きたくなるし、外気浴したらまたサウナ行きたくなるみたいな。

そうやってグルグルしてる時に、「あ、人生みたい」って思ったんです。

何事にも当てはまりますよね。
全部繋がってるなって。

あ、あった! あそこですね。
へえ〜、楽しみ! 

あぁ、初めての場所に来るのってほんとうに楽しい!

とにかくね、新しいことをするのが好きなんです。

人と出会えて新しいことができるっていうのが、自分の中ですっごく嬉しいこと。

すごいお庭がきれい!

下駄箱は…いつも決めてる番号があるんです。
「28」

なんの数字だと思います?

私の誕生日の2月28日!
しかもここの下駄箱、3桁だから「228」がそろう(笑)。

ここにします!

それじゃ、サウナ行ってきます!


今回、せたこさんが訪れたのは、東京都豊島区にある東京染井温泉SAKURA。

この辺りはソメイヨシノ発祥の地でもあり、春には一面の桜が楽しめるそう。
味のある商店街や自然豊かな染井霊園、かわいいすべり台のある公園を抜けると、心落ち着く和の空間が待っています。

サウナ室は、広々としたスタジアム式。上段から下段まで、細かく温度差があるため、自分が快適に過ごせる温度を楽しめます。女性側も温度高めのセッティングです!

サウナストーブは二台体制。うち1つは、1時間毎にオートロウリュが作動する「イズネス」。滝のような水がサウナストーンに流れ、サウナ室内に蒸気が広がります。最上段では、かなり体感温度が上がり、熟練サウナーでも満足のパワフルさを味わえます。

水風呂の温度は18℃前後。少しぬるめ? と思われるかもしれませんが、1mほどある深さのおかげで、全身を程よく冷やしてくれます。水風呂は温度だけでなく、深さも大事ですよね。

SAKURAの最大の特徴は温泉。地下1,800mから湧き出る温泉は、都内でも屈指の泉質の高さ。天然のミネラルをたっぷり含んだお湯は、保温効果・保湿効果に優れ、お肌への効果も期待できます。

身体の芯まで温まる温泉と、しっかりと汗をかけるサウナ。せたこさんのリピート先になりそうですね!

施設名東京染井温泉SAKURA
住所東京都豊島区駒込5-4-24
(都電荒川線 庚申塚駅より徒歩15分)
電話番号03-5907-5566
営業時間10:00~23:00(22:30受付終了)
公式サイトhttp://www.sakura-2005.com/

せたこ
慶応義塾大学法学部の現役大学生。
ファッション好きで異文化理解を命題にエシカルブランド【SETAKO】を設立。
オリジナリティとバイタリティの溢れる自身の私服コーディネイトを「#せたこーで」と呼んでいる。
慈善活動などにも積極的に参加し、高校在学中に8か国を訪れ異なる文化に触れる。
天真爛漫でイマドキの雰囲気を纏うも絵画、ポエム他多ジャンルにわたり才能を発揮。


取材・文:大西志帆浅見ゆたか
写真:駒月麻顕


See you next …

【Off Shot】

今回のオフショット。サウナ室内にて。